馬渕教室 ウィルウェイ 合格目指せ 5ch掲示板

馬渕教室(ウィルウェイ)に通う受験生の5ch掲示板ブログです。

自分を信じて

中三の夏休み前の僕なら、まさか灘に合格するなんて思いもよらなかっただろう。

転機が訪れたのは、中三の夏休み前だった。先生からSSSに行ってみないかと言われたのだ。それまでの僕は、受験をあまり意識せず、目の前にある公開テストや学校の定期テストを目標に勉強してきた。そのうえ、サッカー部の練習が遅くまであり、平気で遅刻していた。だから、SSSに行かないかと言われた時は、授業についていけるのかという不安があった。けれども、先生の後押しで夏休みからSSSに編入することが決まった。

一般クラスだった僕にとって、想像以上にSSSの授業のスピードは速かった。特に英語・数学・理科は初めて見る単語や公式が多く、本当に苦労した。宿題で時間が足りず、このままで高校に合格できるのかという焦りが生まれた。けれども、自分のできることからやろうと思い自分なりに工夫した。英語では辞書を使い、ノートにメモすることから始め、理科では分からない問題があれば参考書を読み返した。すると、少しずつ問題が速く、正確に解け、自分の自信にもつながった。

この頃から、志望校について、私立か公立かで迷った。迷った末に、私立の灘を目指すことになった。そして、九月から創駿会に編入した。創駿会の授業では、入試問題を解くことが多くなり、なかなか点数が取れないことに、自信をなくした。特に数学では、解けない問題が増え、このままで灘に合格するのかという不安があった。そこで、数学の問題集を新しくやってみたが、初めは思うように点数が伸びず、落ち込んだ。考えた結果、新しい問題を解くのではなく、できなかった問題をもう一度見直すことを始めた。しばらくして、過去問の点数が少しずつ良くなっていった。

冬期講習会、一月と過去問を解く毎日で、あっという間に過ぎた。そして、ついに東大寺学園の入試を迎えた。緊張はしたものの、半年間がんばってきたと自分に言い聞かせ、順調にテストを受けることができた。合格発表の日、番号を見るまでは不安だったが、自分の番号を見た瞬間、本当にうれしく、飛び上がる思いだった。

二日後、灘の入試日。周りがとても賢そうに見えたが気持ちを落ち着かせ、無事に入試が終わった。手ごたえは感じず、合格発表を待った。結果は不合格。だが後悔はしなかった。短い期間でもここまで来れて、本当に良かったと思った。結果的には追加合格という形で灘に入学できた。信じられなかったが、とてもうれしかった。

受験生のみなさん、試行錯誤をして、自分だけの勉強法を見つけてください。そうすればきっと、道は開けるはず。また、受験は決して一人だけの戦いではなく、先生や親、友達が必ず応援してくれていることを忘れずにがんばってください。最後に、僕を見守ってきてくれた両親や馬渕の先生方、本当にありがとうございました。