馬渕教室 ウィルウェイ 合格目指せ 5ch掲示板

馬渕教室(ウィルウェイ)に通う受験生の5ch掲示板ブログです。

思い出

僕が真剣に受験勉強を始めたのは六年生の後半からでした。それまでは、普通に宿題をやっていたくらいで特別な勉強はしていませんでした。でも、きれいなノートをとることは心がけていました。以前、学校の先生から、「東大生のノートは、一文字が大きく、スカスカで分かりやすいんだよ。」と、言われたからです。ノートがきれいに書けるようになると、勉強が楽しくなります。だから、ついに、好きな教科ができました。算数です。好きこそものの上手なれといいますから好きな教科ができれば得意教科ができます。現に僕は算数の成績が上がりましたから。

しかし、いくら得意教科ができても、苦手教科はあります。そんな教科は、このやり方が正しいかどうか分かりませんが、僕は第一志望校の過去問をやればいいと思います。

でもあまり勉強のことばかり考えていて、当日、力を百パーセント発揮できるかというと多分無理でしょう。当日、他の人を見ていると、どうも落ち着かない様子でした。みなさんも同じようにきん張すると思います。僕は当日よりも、前日の夜の方がきん張しました。今までの楽しかったことから悲しかったことまで全部が目の裏によみがえってきて、涙が出そうになりました。三年生のころ、ろくに宿題もせずにじゅくに行って怒られたり、僕がクラス替えの時、「あーあクラス落ちた」と言っていると「それは落ちたんじゃなくて、変わったんや!!」と先生に言われた事などは印象的でした。また、僕は幼稚園の時から水泳をやっていました。でも、その水泳は六年生の夏ごろでやめてしまいました。もちろん理由は受験があるからです。最後のレッスンはテストでした。100 メートルメドレーなのであまりやる気がでず、ため息が出ましたが、最後だと思うと、自己ベストをぬりかえて帰ろうと思いましたが、結果は自己ベストをぬりかえることはできませんでした。でもその時、コーチに、「受験おわったら、また来いや!!」と言われて背中をたたかれたので苦笑しながらも「はい」と答えておきましたが後からやる気が出てきて、「よっしゃー絶対合格したるぞー」と思いました。そして学校見学に行った時、「次、ここに来るのは受験の日かぁ」と、思ったなぁなどと回想していると突然電話がかかってきて僕に代わってほしいということなので、誰だろうと思って受話器を受け取ると、電話の主はじゅくの先生でした。先生は、「今まで楽しいこともあったやろ?明日、きん張も全部楽しみや。なっ」と、言ってくれました。さすがにたえきれなくなってしばらくの間、しゃべることができずにやっと「うん」と言えました(「はい」と言おうとしましたがおえつがはげしかったので言えませんでした)。そして、じゃあ明日ガンバってと、言われて、試験に臨みました。

最後に僕たちの立場に立って、何度でも質問をきいてくれたS先生、時にきびしく、時にやさしく接してくれたF先生、いつも心をホッとさせてくれたI先生、僕たちと笑いあいながら授業をしてくれたT先生、受験のコツを教えてくれたW先生、本当にありがとうございました。