馬渕教室 ウィルウェイ 合格目指せ 5ch掲示板

馬渕教室(ウィルウェイ)に通う受験生の5ch掲示板ブログです。

志を高く

中学2年生の春、四條畷高校に合格したい想いで馬渕教室に入室した。初めは分からないところやついていけないところがあったものの、そのうち慣れていきだ んだんと実力がついていくのが自分でも分かった。それからしばらくはつまづくところもないまま3年生になった。志望校を大手前高校にし、公開テストも多少 のムラがあるものの、ほぼ合格確実圏に入っていた。
 そんなときに大手前高校理数科を勧められた。そのときはあまり乗り気ではなかったが理数特訓 を受けることにした。そして、その授業が自分にとっての最初の大きな挫折だった。過去問や演習で問題がほとんど解けなかった。全くどの問題も歯が立たない わけではなかった。しかし過去問を終えてから解いた気が起こらなかった。解説を聞けばなんとなく解けそうな感じはしたが、時間がたったらまた解けなくなり そうだった。だが、そんな難しい問題と向かいあっているうちに、難しい問題がどんなことをすれば簡単な問題になるかを考える力がついてきた。その力のおか げで全く歯が立たない問題もなくなってきた。理数特訓のおかげで合格につながる力を得たのである。
 私立入試は、理数特訓の合間にあった。赤本を やっていて最初は「落ちるかもしれない。」と思っていたが、当日のテストは社会は無理だったが、他の教科は平均以上にできた気がした。そして後日合格通知 が届いた。これで一つ自信がついた。理数特訓も終わり、あとは公立試験当日をむかえるだけとなったときに改めて大手前理数の厳しさを知った。倍率が 3.96倍とほぼ4人に1人しか受からない状況だった。そして当日。会場には定員の80人を大きく上回る人数が集まり、誰もが自分より賢そうに見えた。し かし相手が誰であろうと自分がすることに変わりはないと思ってテストに挑んだ。発表当日は少し遅れたため、おそらく受からなかった人達が帰っていくのが見 えた。その時僕は緊張のしすぎか変に笑っていたようだ。高校に着き、自分の受験番号を見つけたときは、不思議な感じだった。他の人から厳しいと言われてい た大手前高校理数科に合格できた。
 今思うと勧められて理数特訓に行ったからこその合格だった。自分で無理だと思っていた合格が現実になった。こ のことから僕はあることを学んだ。人の限界は誰にも分からないが、自分で決めた限界は、壊すことができる。これから志望校を決める人も、もう決めた人も自 分で限界を定めず上へ上へと目指してほしい。