最後までベストを尽くす

試験の一か月前、私は右手の小指を骨折してしまいました。たかが小指だと思うかもしれませんが、ギブスで固定した指は字を書くときとても邪魔で、長時間字を、書いていると蒸れてイライラしました。だから私は、今までの書きまくって覚える暗記法から声を出して覚える方法に勉強の仕方を変えました。それには母の協力が不可欠でした。たくさんの人に助けられて試行錯誤もしたけれど、やっぱり演習の時には指のせいで気が散りました。でも、私は最後まで志望校を変えず、諦めませんでした。なぜなら、私は夏からずっとこの学校を目指していたし、どうしてもそこに行きたかったからです。

勉強面では、私は自分に満足したことはありません。実際そんな実力だし、一旦満足してしまえばそれ以上伸びなくなってしまう気がしたからです。これが正しいかはわかりませんが、私の性格には常に「やばいやばい」と思って勉強する気を煽るのが一番合っていたと思います。こんな勉強スタイルだからか、受験が終わってから発表までの一週間は不安でたまりませんでした。絶対落ちたと思って、私立の準備までしていたほどでした。だから合格発表の日、自分の受験番号が見つかった時はびっくりしたし、それ以上にとても嬉しかったです。

この経験から私が後輩のみなさんに言えることは、どんなことがあっても最後まで最善を尽くして諦めないこと。そして、志望校に入りたいという強い気持ちを持って、本当に自分が受けたい学校を受けることです。

また、私は日頃から「最悪な場合」を考えるようにしてきました。卒業式の打ち上げでカラオケに誘われた時も「落ちた時に後悔したくない」と思って断ったし、大好きな趣味もある程度、我慢しました。たまには息抜きも必要かもしれませんが、これは合格した今でもよかったと思っています。趣味や遊びを我慢するのはすごく辛いけれど、自分のためだし、受験が終わった時の達成感はなんともいえません。だから、これも実行したらいいと思います。

あとは馬渕でもらったテキストやプリントをきっちりこなして、やるべきことをひたすらやり続ければきっと合格できると思います。がんばって下さい！